金融商品の勧誘や取引で困った事があったら相談・通報窓口を活用しよう

こんな時は公的な窓口を活用して、通報・相談しましょう。

また、こういった相談で被害者が深刻と判断された場合は、業者に対して調査・指導が入る場合があります。

泣き寝入りせず、自分の被害を報告しましょう。

未来の被害者をださない為に声を上げてください。

刑事・民事を問わず、法的なトラブルの解決に必要な情報やサービスの提供を受けられるよう設立された法務省所管の公的な相談窓口。問題解決に向けてのアドバイス、士業の紹介などをしてくれます。

●　証券・金融商品あっせん相談センター（FINMAC）

株や投資信託、FXなど金融商品の取引に関するトラブルについて、相談や苦情を受け付け、公正・中立な立場で解決を図る機関。相談・苦情処理で利用者の納得が得られない場合、弁護士による紛争解決のためのあっせんもしてくれるそうです。

電話だけでなくメールなどでもトラブル報告を受け付けています。

匿名でも可。登録業者だけでなく、無登録業者の不正も通報できます。　被害者だけではなく「こういった不正を見た」という第三者でも通報できます。

当窓口では、金融庁が所管する法令の違反に関する通報であれば、法に基づく「公益通報」に該当しない　通報（退職者による通報など）も受け付けています。

「悪質な業者を訴えたい」と訴訟をお考えの方は弁護士へ相談をお勧めします。

弁護士に個人で直接相談すると　30分 5,000円が相場です。

（その相談でいきなり解決してくれる訳ではありません）

僕も経験がありますが、「一般的に」という回答や「訴えたら勝てるか」という回答も「個々の案件による」としか言いようがないので、あまり言いきった回答はしません。30分でやりとりできる情報程度では判断できない事が多いからです。

また、自分の言い分も相手の言い分もあり、双方が弁護士をつけられます。

どちらかが一方的に100％悪く、絶対に勝てるということはまずありません。

勝ってお金を「全て取り戻す」ということも難しいと思います。相手の責任が認められた一部のお金が戻ってくる可能性はあります。

業者や勧誘した相手が負けると、お金を返金しなければいけないというよりも、評判が大きく下がることのほうが重要です。規制の対象になったり、同じ商売を拡大することが難しくなるかもしれないという影響は大きいと思います。

実際に訴訟をする為に正式な依頼をすると、着手金は10万～20万円、これも弁護士に寄って幅がありますし、必ずしも依頼を受けてくれる訳ではありません。

他にも成功報酬や、裁判所への費用、実費などさまざまお金、そして時間がかかります。

（裁判で勝ち、場合によっては負けた方に弁護士等の費用を請求できることも）

各種無料の相談窓口などを平行して利用することをお勧めします。

また、金融トラブルを得意とする弁護士事務所等が公表できる範囲の事例を載せていることも多いので検索してみてください。

メロンパン、リスクを考える