追証(おいしょう=追加証拠金)のルールは絶対知らないといけない
なぜ僕が イケハヤに「追証の説明をしないのは悪質だ」と言ったかといいますと、FXが出てくるずっと前から、信用取引・先物取引でこのルールをきちんと理解していない初心者が被害にあっているからです。
ここの説明をしない・あいまいにするというのは、
悪徳業者の歴史と実績がある手口なのです。
ナニワ金融道という古い漫画にも「先物取引」で出てきます。(コミック8巻)
FXなどの証拠金取引のルールのややこしさと怖さはここにあると言っても過言ではありません。
また、取引に担保が必要というルールがある事実で、FXをローリスクでできるという表現を否定できます。追証などが発生しにくいのはレバレッジ無し(1倍)で、値動きが安定している時という狭い条件の時のみ。
追証の検索(関連ワードが地獄)
「追証」だけで検索するとたいてい株の信用取引の追証がヒットするので、
「FX 追証」等 2つの単語で検索してみましょう。
地獄・払えない・破産など、豪華なラインナップがうかがえます。
追証(追加証拠金)とは
ひらたくいうと、お金(証拠金)が不足したからと取引所に要求される
追加入金です。
証拠金維持率が100%を切ったら、追加入金して100%以上に回復させないと、様々な制限がかけられます。
取引所に他の建て玉(取引中のあなたのお金)があったとしても、追加の現金を要求されるのです。
追証が発生した時の制限
・取引停止
・口座から出金停止
業者によって違いますが、大まかにこの二つの措置です。
取引停止については、損が出ている該当の通貨だけなのか、全ての取引きなのかはちょっと分かりません。自動売買は停止とありました。
今口座にあるあなたのお金を人質のようにして、「追加で金を入金するか、今の時点で損切しなさい」と制限時間付きで要求してきます。
ここ大事なのでフォント大にしていいますよ。
お前のお金をもっといれなきゃ
お前のお金をおろさせないぞ
といってくるんですよ。
これの時間制限が過ぎたり、もっと損が拡大して証拠金維持率が50%(※取引業者によって%は変わります)を切ると
全取引がロスカット(強制決済)となります。
ですので、イケハヤが言ったように「ロスカットの説明をしている」という言い訳がいかに雑で見当はずれかが分かります。ばかやろう。
ロスカットにはまだなってないのに、追加入金を要求されたら驚きモモの木、初心者がとまどうのは当たり前です。
業者の記述を見てみよう
実はここ、「各業者の記述を比較してみよう」と思ったのですが、もう一つ目でおなか一杯なので代表で楽天証券さんの記述を見てみます。
重要かと思われるところに赤線引いたのですが、この書き方で分かりますか?
10年前の投資を全く知らない時分の僕なら全然分かりません。
また、ここではロスカットというワードが使われていませんが、
追証期限までに、追証の解消がなされない場合は、お客様の口座における全建玉を当社の任意でお客様の計算により、強制決済することにより処分できるものとします。
のところが「ロスカット」のことです。わかるかこんなもん!
しかし代表の楽天証券さんが不親切なわけではなく、たいていこんな小難しい書き方なんですよ。
初心者に理解させる気がないよね?
「口座における全建て玉を(中略)強制決済」なので、全部の複数種類の通貨・取引があってもロスカットされる時点のお値段で利益や損を確定されてしまいます。
この時に確定された金額(あなたのお金の残高)より追証が多いと、借金となります。
他のFXブログで参考になる記事
(海外FXなどの金融商品や教材をすすめる記述などがありますが、それについて僕は推奨してはいません、あくまで用語などの説明の参考にしてください)
↓図が分かりやすかった
FXの追証(マージンコール)とは?払えないと借金になる? - FX初心者が失敗しない始め方|マネフル
↓スイスフランの値動きの例があります。
株・FXの追証とは?払えないとやばい?追証請求について、とにかくわかりやすく解説します。 | 海外FX口座の巨匠〜あなたに合った優良FX海外口座を〜
↓用語の解説が数多くあります。教材を紹介するサイトのようです。
https://fx-mono.com/glossary-of-fx/ta-gyou/word-tsu/#kw-tsuikasyoukokin
イケハヤの嘘
これらの事実から以下のイケハヤのブログの記述は嘘です。
ロスカットは万能ではありませんし、「原則的に」といったって、暴落暴騰などが起こるのも為替の世界では一つの常識で日常です。何の原則やねん。
また、「100%切ったらヤバい」「いつでも入金できるように」となにやら追証の発生についてボカした表現をしていますし、追証の言葉自体出していないので何のことか分かりません。
FXのアフィリエイトをやっているブログでも、ここまで堂々と嘘をついているのはほかに見たことがありません。