メロンパン、リスクを考える

初心者以上、投資家未満。投資のリスクは人生のリスク。

僕がイケハヤを嫌悪する理由 ~責任の腑分け~

 

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きっかけ

僕にとってイケダハヤトという名前は「まだ東京で消耗してるの?」のキャッチコピーの人で、ちょいちょい炎上する人という程度の知識しかなく、興味もありませんでした。

 

先月くらいに投資のことをつらつらと調べていたら、彼のブログでFX等を紹介しているものが目に留まったのです。

僕は株式投資やFXを実際にやったことは無いのですが、外貨預金を過去に何度かやった経験から為替の動きを見る習慣がありました。

また、投資家たちのツイッターをフォローして、世の中の様々な事件・事象を、相場や値動きや欲や血反吐やユーモアやらで言及する彼らの発言を見るのが好きでした。

 

その程度で身についた予備知識で読んでも、イケハヤの投資記事がひどかった。

「簡単に自動売買」

「ローリスク」

「FXは借金じゃない」

「初心者におすすめ!」

・・・・・。

投資用語も事象もリスクの説明も嘘・勘違い・間違いだらけ。

ちゃんとした知識を持ってないからふんわり適当なことしか書いていません。

 

そしてツイッター掲示板や適当なぐぐりをしてみても、この点を追求している人がいませんでした。

逆に、だまされた被害者が現在進行形でいるわいるわ・・・。

 

投資を知らない人は、こんな間違いだらけのイケハヤの記事の「まちがい」を見抜けない。

「誰も指摘しないなら僕がやる!!!」

その勢いでツイッターとブログを開設してしまって今に至ります。

 

 支持する人もいる事実

先日、イケハヤ氏を支持する人(仮にAさん)とやりとりがあり、インタビューをお願いしてブログのネタにしようと思いました。

すでに僕がブログ記事で指摘しているように、イケハヤ氏の違法性は濃く、それ以前にも良識としてどーなのよ、とつっこめばキリがありません。

 

しかし、無理やりその点をAさんにただしたところで、「好きなイケハヤの悪口を言え」と強要しているようで気が引けます。

Aさんも答えるのに躊躇していましたので、インタビューは断念しました。

Aさんのように、イケハヤから元気をもらったり、励まされたり、目標にしたいという人もたくさんいるようです。

 

僕もブログやアフィリエイトのことはとんと分かりませんし、好みは人それぞれですので、イケハヤ氏を好意的に見ている人を否定するつもりはありません。

会社を辞めたって学校を辞めたって好きにすればいいでしょう。

若いうちに道を過ってドツボに 無謀なチャレンジをするのもまた一興。

 

が、金融商品の勧誘は別だ。

 情報商材などとは被害額のケタが違う。短期間で財産を溶かすことが可能なハイリスク商品をすすめているのです。

 

 

責任転嫁といわれた

イケハヤ氏の過去のブログ記事などを調べていくと、どんどんと嫌悪が募りました。

その嫌悪を押し殺し、できるだけ冷静に、彼の勧誘が「適合性の原則」から、不適切であるということをうったえてみると、

投資は自己責任

という決まり文句が立ちはだかります。

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いや、ワイだってそれ知っとるがな。分かっとるがな痛いほど!

「投資の失敗をイケハヤのせいにして責任転嫁だ」

ちゃうがな!

100%イケハヤが悪いとは、ワイは言うてないんや!

冷静になってくれや。自分か、イケハヤかって2択やないねん。

どっちが・どれだけ・どのように責任があるかっちゅーことを考えて欲しいんや。

 

過去の紛争や判例や、消費者保護法などを調べました。

アフィリエイトにも、広告を依頼している取引業者にも賠償の責任はありました。

しかし、この事実を提示してみてもあまり響かないということは、「投資は自己責任」で片づけられて泣き寝入りを余儀なくされている人が多いということです。

いえ、割り切れ・あきらめろという圧力です。

 

しかしそれは違います。

イケハヤの記事にだまされても、あなたはバカではありません。

金融商品のルールやシステムはややこしいもので、イケハヤ自身だってちゃんと理解していません。

楽な儲け話にひっかかった、欲を出したことについてはやや反省の余地はあるかもしれませんが、それすら僕は違うといいたい。

儲けたいという欲求は万人が持っていて当然で、非難されるものではないと思います。

イケハヤがやっているのはコンプレックス産業の手口と同じで、苦しい人、貧しいと感じている人、心の弱っている人の隙に餌をちらつかせてあおっているのです。

 

ホリエモンだって積水ハウスだって詐欺にやられていました。勝ち組だろうが巨大組織だろうが、だまされる時はだまされます。

 

自己責任という言葉で被害者の声を封じてしまっては、だます側を増長させるだけです。

そして、自己責任論で責任をだまされた側に押し付けるのは、

だます側の手段なのです。

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だます側に、しかもアフィリエイト報酬の為に広告業としてやっているイケハヤに、責任がないわけが無い。

どの程度の責任なのか、考えてみませんか?

それは、イケハヤ信者にも伝えたいことです。

 

 

どんな人にも欠点はある

イケハヤ氏のすべてを信じてついていったり、自分の行動や動機の基準のように考えるというのは、イケハヤ以外の人であってもやめたほうがいいんじゃない?ってことです。

 

どんな人も完璧ではないですし。間違ったことをする時もあります。

「イケハヤ氏のここは好きだけど、これはダメだと思う」という当然のことは、イケハヤ氏の取り巻きは誰も言わないのでしょうか。

 

僕はやはりこの金融商品についての違法性を、イケハヤ氏に心酔している人にぶつけてみたいのですが、あこがれている人の悪い面をぐいぐいぐいぐい押し付けて、僕の都合で意見を求めるというのが、どうしても残酷な気がします。

誰も、自分の信じている人の悪口は見たくないもの。

 

これは先ほどの自己責任と通じるところがあります。

100%一方に責任が、なんてことは現実ではまずない。

100%完璧な人なんて現実にはそういない。

でも、それを100%で割り切ろう、欠点を見ずに信じようとするのは

現実と向き合っていないという点で同じです。

 

 

 

まともな人はモラルと恥で縛られている

また、あこがれている人を悪くいわせることを思いとどまる、これがモラルです。

他人が傷つくであろうことが予想できたら、それは控えようとするのがまともな人です。

しかしイケハヤにはモラルは無い。はっきりいってこれは「強さ」です。

あの間違いだらけのコピペ記事で臆面もなく煽れる、僕なら恥ずかしくて全く無理!なことができてしまう、全然あこがれませんが、これもまた「強さ」です。

 

だからこそ僕は嫌悪するのでしょう。

近づくなと、避けろと感じるのでしょう。

モラルの通じない相手の強さに、モラルと恥に縛られている側はかなわない。

その縛りを振り切ることを彼は「自由」と言っている節があります。

彼は確信犯でやっている。「恥知らず」となじってもビクともしない。

イケハヤの「強さ」「図太さ」は認めないといけません。

 

 

 ただ機械的に?

しかし、別に投資話でひっかけるにしても、もう少し調べて恥ずかしくない記事を書けないものなのかと呆れていましたら、こんなツイートを見かけました。

 

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幼稚っていわれちゃった!がーーーん!

しかし、この広瀬氏のツイートでさまざまなことが腑に落ちました。

 

イケハヤが過去に批判していたことでも手のひらを返して持てはやしたりすること。

イケてる!ということをあっさり「オワコン」と捨てること。

間違いだらけのコピペ記事。

 

彼に記事を書かせているのはその時の「検索が多い流行り」であり、「アフィリエイトの報酬」であり・・・ブログ記事はただの付属なのだと。

正確性、役に立つ、記事の価値などどうでもよく、欲望をあおってアフィを踏ませることが最優先なんだと。

 

・・・それらはすべて金儲け。

手首が炎症起こすほどにくるっくる手のひら返されて、翻弄される信者などどうでもいいんだ。

 

アフィリ報酬の高いものを、さも「時代を先どってみつけてきた」感を出して記事を書く。

FXの検索関連ワードに「借金」「怖い」と出てくれば、「借金じゃない」「怖くない」をタイトルにして目を引かせる。

中身は雰囲気で書く。

FXをやりたくなるように仕向けるだけ。

それだけ。それだけだったんだ。

そりゃモラルも恥もないわ。

 

犠牲者がでる金儲け

僕は会社で働いているので、常に「Win-Winを探せ、心がけろ」と言われてきた。

それが一番摩擦が少なく、交渉も楽になる。

しかし仕事はきれいごとだけではできず、蹴落とすことも、競合を出し抜くことも、人員を切ることも見てきました。

交渉で自社の利益を守るために嘘もつきます。

 

それと、彼らのやっていることがどう違うのか、うまくいえない。

・・・彼らが責任から逃げている、からだろうか。

楽して金儲けをしても良いし、好きなことで生きていってもいい、でも

信じてついてきた人に損害が出ても、自分には責任が無いというのは違うんじゃないか?

イケハヤを信じなければ、初心者はイケハヤのすすめるものには手を出さないだろう。

アフィを踏ます為に信じさせよう信じさせようと働きかけるのはイケハヤだろう?

 

正確性なんてどうでもいいあの記事で、犠牲者が出ることは予想できる。

だって金融商品は、過去にもたくさんの人がだまされて被害にあってきた。

素人さんが手を出すものではそもそもないんだ。

だから、素人さんお断りの為に「適合性の原則」ができたんだよ。

 

でも、ネットでアフィリのシステムができて、勧誘方法に穴ができてしまった。

金融庁も正義の味方じゃないし、市場が活性化するならある程度は静観するよ。

でも、被害の声が多くなったら、動くかもしれない。規制を強化してくれるかもしれない。

 

 

柳メロンパンの主張はこれからも、「100%自己責任はありえない」「相談や通報を活用しよう」「イケハヤはブロガー界の神らしいので、代表して責任取ってもらおう」の3本立てでお送りします。

あ、金融商品や投資のアレコレの記事も書くよ!

僕も再来年くらいには投資参加するし!

 

※2018年12月

この記事が書きあがる直前に、イケハヤは「ブロガー界の神」という看板を下ろしたようです。