【読書】一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
柳メロンパンの読書感想文。
マジで、比喩では無くて、
- 金色のcis
- 真似したって無理よ
- 「市況かぶ全力2階建」というサイトでcisさんを知った
- 僕はリアルタイムでツイートを見ていた
- 心に残ったエピソード
- 影響力が大きいし
- 圧倒される愉悦
- 本著から誰にでも役に立つだろう言葉
金色のcis
「230億円稼いだ勝つ思考。」という金色のぶっとい帯をむくと
↓↓ 金色のcisさんがどーんと描かれた白いカバー。
カバーを取ったらcisさんがいっぱい出てきます。(誰得情報やねん)
単にご利益がありそうです。
あやかりたい、あやかりたい。
しす本がamazon1位なったみたいで
— cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ (@cissan_9984) November 29, 2018
ありがとうございます
反響が大きく質問がすごいのでここで答えますー
Qなぜ本を出すのか?
A出版関係の友人に頼まれたから
Qなぜ無償でやったのか?
Aお金を受け取らない方が気楽だからと
税金の申告が面倒だから
真似したって無理よ
当然ですが、一応僕のブログの「投資初心者の学ぶリスク」ってな主題にてらしまして、投資初心者の皆様。
cisさんの本を読んで、cisさんの真似(例えば順張り)をしたからって、
必ず儲かる・儲けやすいなんてことは
絶対無いですよ。
やっぱこの人天才だわってな感じで、偉人の伝記を読んでる感覚です。
稀代の勝負師が語る、その仕事と自分の半生。
後述しますが、2015年のチャイナショック時の外出先から行ったり来たりしつつ23億獲った時何を考えていたか?など、生ける伝説の裏側が読めます。
例えば僕はファンダメンタルで長期投資をしたいので、cisさんの投資方法とは全く違います。
しかしそれでも「今売るか?買うか?」という行動をする時の迷いや、後悔を少なくするヒントはたくさんありました。
「相場の事は相場に聞け」などは共通する大切な格言だと思います。
また、第1章で「ナンピンは最悪のテクニック」と、その理由を簡潔に言ってますが、それらの捉え方は共通しています。
(リスクを分かった上で使う分にはかまいません。)
僕もナンピン(難平)についての危険性を書きました↓↓
「市況かぶ全力2階建」というサイトでcisさんを知った
「この上げ日銀かな?いいえcisさんです」という言葉が鮮烈でした。
日銀の介入レベルと錯覚させる規模の取引をするcis氏。
2015年7月時点↓
僕はリアルタイムでツイートを見ていた
本著の第7章:「2015年8月のチャイナショックで、23億円(含み益は一時40億円)を稼ぎ、ブルームバーグの記事に載った」時のトレード。
リアルタイムのcis氏のツイート群と、その時の市場がどんな状態だったのかが他の方々の反応から分かる記事です。
↓↓
僕はほぼリアルタイムで(ノンポジで)これらを見ていました。
本の中では、さすがに「破産ギリギリのリスクを取った」等の言葉は盛っていると自身で述べていますが、この暴落の恐怖の中で読みを的中させ巨額を稼ぎ出すさまをリアルタイムで見れたのは本当に、ラッキー・・・
うん、伝説をこの目で見たとしか言いようがなかった。
心に残ったエピソード
<第1章より>
初めて勤め人になったことを新鮮に感じるcis氏「サラリーマンであることを金融的に考えるなら、毎月一定額をもらえる債券を買っているようなもの。休みが多い月なんかでも変わらず給料が出る、それはすごいこと。」
<第2章より>
メディアの不信感を書いていますが、その理由が「ソフトバンクグループの株を50億円近く損切したら、メディア「アリババが軟調」との解説。「いやそうじゃなくて、僕(cis氏)が売っただけ。」
<第3章より>
cis氏自身の判断は「自分の相場力はとっくに下り坂。」「今の自分の最大の仕事は、適切な引退時期の判断」
<第6章より>
勝ち続けたら、ずっと興奮状態で白血球に異常値が出た。抜け毛もすごかった。
<第6章より>
「1億2千万持ってます 彼女募集中」と純愛掲示板に書き込んで、1000通くらいメールが来て、10ヵ月女性に会い続けた。妻との出会いのきっかけもコレ。でも妻は物欲の無い人。
影響力が大きいし
本のレビューにも低い評価をつけている人も目につきました。
もちろん妬みも多いでしょうし。
以前から、彼の発言によって「相場が乱れる」「一人仕手筋」と、cis氏の影響力を良く思わない投資家さんもいます。
誰だって儲かってる人のポジションにざーーーっとついていこうとしますもんね。
こういう人たちを「イナゴ」といいます。
cis氏が例えば銘柄と買いポジションを発言すると、その後イナゴがその銘柄に群がって買うので、さらに値が上がってcis氏の含み益があがるというのは事実だと思います。
ご本人も<第4章>の、例外的に持っている株の銘柄について述べている部分で、「鳥取の土産の青りんごゼリーがうまくって、倒産してほしくなくて、その会社の株を買って掲示板に”この株いいぞ”と書き込んだらストップ高になっていた」と、ほっこりネタと見せかけて買い煽りの事実を自白しています。
だから、cis氏のなにがしかの行動で、損をこうむってしまった投資家はいらっしゃるでしょうし、影響力のデカい人ゆえ、アンチも大勢いると推測します。
また、そうしたことを避ける為か、ツイッターではあまり最近は投資の話をしていないように感じます。
圧倒される愉悦
僕は現在投資を行っておらず、cis氏を眺めるだけなので「天才に圧倒される愉悦」を楽しんでいます。
ですので逆にがっつり投資をやっている人からは、つっこみが入る内容であるかもしれません。
また、初心者が読んでもあんまり参考にできることは無いと思います。
たいていの人は凡人ですから。
人間はここまで可能性があるのか、とか。
世界は広いな、とか。そんな感じ。
巨匠の絵の前に立って鳥肌が立ったり、心の琴線に触れる文を読んで涙したり、そういった感性の部分で、cisさんの才能を好いています。
本著はそういった僕の目的をとても満たしてくれるものでした。
普段考えることの無い視点であったり、僕が生きてて絶対しないような経験が垣間見れて、本当に面白かったです。
本著から誰にでも役に立つだろう言葉
- 本を読んでいるだけでは相場に勝てない、本に書いているのは過去の事
- ニュースはツイッターのほうが早い
- 自分を客観的に見られない人はやっぱり勝てない