ちょい詐欺大全〔第1部〕攻略の教科書 ②YouTuberとしての実力
長い記事ですので音声で解説もしています。↓
下記リンクで「ちょい詐欺大全」全体のご案内をしています。
ご一読いただければ幸いです。
「ちょい詐欺大全」は複数のブログ記事によって構成されています。
- 1. ノウハウを持っているという裏付けは?
- 2. タイトルが誇大広告
- 3. まずお値段の再確認
- 4. 最底辺の時に「攻略」のタイトル
- 5. 初期の頃、広告費を出して登録者数を伸ばそうと
- 6. 著作権侵害と初期の動画大量削除
- 7. 不自然な増加と猛攻、そして銀盾
- 8. 再生単価の推測
- 9. 動画再生回数で計算してみると?
- 10. 2年ももたず「もう無理」と投げ出す
- 11. 再現性があったのか?買った人をピックアップ
- 12. 有料動画の価値
- 〔第1部〕攻略の教科書 まとめ・結論
1. ノウハウを持っているという裏付けは?
ひとつ前の項、〔第1部〕攻略の教科書①変化し続ける混迷商材で、イケハヤ氏がYoutubeにコミットすると同時に構想されて発売された
「Youtube攻略の教科書」(:以下 当商材)の売り方、セールストーク、部数推移等を見て参りました。
ツイートを掘り下げていても、当商材に
・サポートがつく
・サロンがつく
・サロンだけ単独で売る
・別のサロンも始める
・セット販売、割引もある
と、いくつもの「ノウハウを売る場・売り方」が同時進行をしていたのです。
それらのひとつひとつの個性・差別化も分かりづらく、値段もどんどん上がっていくため識別がしづらかった。
商品の価値判断とは中身と値段なのですが、その両方があまりに流動的・かつ複数の商品が錯綜して掴みどころがありません。
妖怪かなんかですか?
「高くともたくさん売れています」アピールはあったのですが、中身の充実ぶりを具体的に示す材料は乏しかった。
それでは次は、イケダハヤト氏のYoutuberとしての実力面から当商材の価値を探ってみたいと思います。
具体的に優良誤認、有利誤認にあたるのではないかの解説をしていきます。
ざっくりとした説明(お勉強する人は消費者庁HPリンクを見てね)
●優良誤認
・・・実態よりも著しく良いものかのように消費者の判断を間違わせること
●有利誤認
・・・あたかも著しく安いと思わせたり、取引に有利と消費者に思わせること
2. タイトルが誇大広告
「行動できる人にとっては割安」 だそうです。
上記のツイートでは「Youtubeで3万円くらい普通に稼げる」とのたまっていますが、イケハヤの商材買わなくてもその程度の小遣い稼げるでしょう。
稼げなかった人が稼げるようになったり、逆に、イケハヤの教材を買わずとも3万円を稼いだ人がどの程度いるのかといった比較は実質不可能です。
稼ぎ(収益)は個々の実力に寄る所が大きく、当商材を購入したこととの因果関係が証明しづらいので指針にできません。
普通に出版している本10冊と効果がどの程度違うかということも考慮に入れなければいけませんが、この比較も実質無理です。
「攻略の教科書」と書いていますが、攻略が生計を立てられる程度の稼ぎなのか・小遣い稼ぎなのか・収益を気にせず人気者になりたいのか等で「攻略」のゴールが変わってきます。
実用書という意味での「攻略」なら、イケハヤが
成功もせずノウハウも持ってないのに発売した時点で
誇大広告です。
「イケハヤのYoutube試行錯誤体験談」
「イケハヤYoutubeこれから始める日記」
といったようなタイトルなら実情に沿います。
イケハヤさんを信じていたり、大好きでどうしようもないファンならいくらでも高くて大丈夫です。
3. まずお値段の再確認
再度、お値段の移り変わりを見てみましょう。
図1)「YouTube攻略の教科書」値段推移
2018年10月にYouTuberになり、4ヶ月後に当商材を発売。
現在(2020年7月)まで販売期間は約20ヶ月。その間に2019年2月からの値段、約3万円(29,800円)期間が最も長く1年間ありました。
いつの間にか「中級者以上の方を主な対象」「最低限のITリテラシーの無い方は購入をお勧めしません」となっています。
イケハヤ自身が初心者の時から売っていたのに。
中身が1年ほどで大きく変わってしまっているということでしょうか。
1,980~2,980円で先行発売していたようです。
この頃、脱社畜サロンが3,000人近い大所帯となり、そこでの購入者も見込めるうえにサロン会費もあり、金回りが良かったと思われます。
イケハヤ氏が当商材の構想を練っていた当時、予定価格4,980円とまだ常識的な・まともな価格を提示していました。
動画編集やYoutubeノウハウ本など、本屋でも買えるものも3,000円くらいだからです。
ところが、2019年に入って29,800円で売ると宣言。
この当時Youtubeを始めて2ヶ月。2ヶ月ですよ。
もっぺん言います
2 ヶ 月 で す 。
ちまたの本10冊は買えるお値段です。
同時期に、脱社畜サロンは瓦解に向かいます。
イケハヤ氏とともに脱社畜サロンを運営していた正田圭氏の
ひどい言い訳を解説した記事↓↓
何度か値上げであおって現在は5万円で販売しています。
10倍以上の値上がりになりました。
(そのうち7万円にしようと目論んでいるようです)
2020年7月31日 値上げするとのこと。
69,800円 「今なら安いから早く買え」
4. 最底辺の時に「攻略」のタイトル
どんな業界でもそうなのですが、上級者や大儲けした成功者・長く実績を出せる人というのはピラミッド上部の一握りです。
入れ替わりもあまりありません。
対して、始めたばかりの初心者やにわかは大勢いて、常に入れ替わるように供給されます。大勢の人がここで辞めてしまったり、長くやっていても実力がつかず初心者レベルでとどまってしまう人もいます。
図2)力量のある人や成功者がピラミッド上部の少数である
やはり価値が高いのは一握りの上級者が持っているノウハウでしょう。
まず、それを語れる人間の絶対数が少ないために希少価値があります。
上級者は中級者に対してノウハウを、初心者には体験記や初期の頃の苦労話など、提供できる情報の引き出しが多い。
Youtubeそのものに興味が無い人にも、「成功者」カテゴリの本はよく読まれます。
例えばYoutuberの頂点といえばHIKAKINさんやはじめしゃちょーさんなど。
1チャンネル400万人以上。再生回数も100万超えは普通です。
UUUM決算資料より
ここに並んでいるような人達の本ならば、少々お高くても読みたいと思う人はいます。
単価を低く設定して部数を稼いで広い範囲の人にアプローチするのも良いでしょう。
上級者は上・中・初 どのレベルの人達にも伝える力や編集者さえいれば、ノウハウを発信することは可能です。
しかし、YouTubeを始めて数か月・収益化がやっと通った程度の初心者最底辺であるイケハヤが上・中級者のようには語れません。
語っていたらただの妄想です。
初心者が初心者向けにノウハウを、といっても凡庸でちょっとYoutubeをかじったら書ける程度の内容になるでしょう。
希少価値もないので、本来なら高い単価を設定することの根拠がありません。
そんなイケダハヤトの場合。
2019年2月~5月 脱社畜サロンが崩壊するまでのあたりを見てみましょう。
参照:図1)
「YouTube攻略の教科書」3万円を発売したのは
・Youtubeはじめて4ヵ月
・値段決めたのははじめて2ヶ月の時
・イケハヤの登録者数は当時2~3万人
・再生回数 1000前後
・UUUMネットワーク審査に落ちる
UUUMに落ちた日は、まさに当商材を発売開始した翌日です。
10日間5,000円引きで販売していました。
「決定版な書籍に仕上げていく」と言っていますが、これは意気込みや自称であって、必ず達成される約束はありません。
この時点でイケハヤがYouTube成功者になるかどうかは誰にも分からないからです。
なにを決定する内容なんでしょうね。
こういった曖昧に「良いもの」「良いものになっていく」というアピールがたくさん出てきます。
・動画がほぼ文字だけ
たぶん新しい機材とかで、しかもサムネを今までより工夫して
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2019年3月1日
再生数下がってるYouTube 1000台ww
ダメ、ダメ、もう腹痛くって笑い死ぬwwww#イケハヤ #脱社畜サロン pic.twitter.com/HzGHNMwps2
初期の頃の文字だけのスライド動画は今はほとんど非公開か削除になっています。
イケハヤが当商材を3万円で売り出して2ヶ月後に「テキストのみの動画は収益化が難しくなる」というGoogleの運営方針変更がありました。
攻略してないよね。
いくらなんでも攻略してませんよ。
どっちかいうとYoutubeなめてるよね?
はい、優良誤認。
「収益が中堅サラリーマンくらい出てる」というのは一体いくらなのか。
しかしイケハヤは登録者数を伸ばす為の出費をしているのです。
5. 初期の頃、広告費を出して登録者数を伸ばそうと
イケハヤ氏はYoutubeを始めてすぐのころ、自身のチャンネルの宣伝をYoutube内に流すことをやっていました。
Youtubeでもうけるのではなく、逆に、YouTubeに対してお金を支払っています。
「お金で解決できる」
「毎月200万くらい突っ込んで」
「広告費ぶちこんで早期に10万円」
「札束で戦える」
はあ?
イケハヤ氏に今もっとも近い人物である借金しゅうへい氏(@shupeiman)が、「初期投資で数百万使った」とも言っております。
イケハヤは初心者の頃、文字テキストだけのなめた動画を出し、数百万円費用を出してYoutube宣伝をし、UUUMにも落ちている。
苦情もチラホラみかけました。
煽るタイトルの文字とか見るの、気分よくないですよね。
とにかく動画の中身うんぬんではなく、検索上位に出るもの・動画作成には労力をかけない・量産といったブログで培ったスキルを動員していました。
現金をつっこんで露出を増やして登録者を増やす、はノウハウでもなんでもないでしょう。
どの程度の効果があるのかと実験的にやっているのかも知れませんが、それは登録者を金で買うのと大差ない。
小遣い稼ぎでYoutubeをやろうという人や、数百万も出せない人、初心者にはまるで参考になりません。
小遣い稼ぎの為に勧めといて、自分は初期投資に大金使うとか支離滅裂です。
そんな人の体験が一般庶民の役に立つのでしょうか。
「イケハヤの登録者が伸びているのは初期投資を数百万したからです」ってデカく書いておけよ。不実の告知じゃねーか。
と こ ろ が
そんな金を出してすら伸び悩んでいる。
いったい何を「攻略」しているのか。まだまだ優良誤認ですし、当商材(3万円)で儲けた分はイケハヤの広告費に使われるそうです。
当商材を売る→お金が入る→Youtubeに広告費を出す
→露出が増えて登録者増える→やった!成功した→当商材を売る
何それ。
情報商材の稼ぎがベースとなって実質の成功者のようになっていくってこと?
さてこの頃、「ニュース記事スクショを画面に貼って読み上げるだけ」という誰にでもできる動画で再生回数を稼いでいたりしていました。
このやり方を他人にもコンサルしていたそうです。阿保の極み。
これが元でイケハヤのチャンネルはアカウントBANの危機にさらされます。
6. 著作権侵害と初期の動画大量削除
2019年10月、イケハヤ氏が日経新聞と中日新聞東京本社に著作権侵害を申し立てられ、アカウント停止になりかけました。
やっとイケハヤが沈む!反イケハヤ軍団は沸きに沸きます。
僕ももうこれでトドメかと思ったのですが、異議申し立てが通り11月にはチャンネルは復活しています。(しょんぼり)
【調べてみた】著作権侵害と「引用」の定義 - メロンパン、リスクを考える
そしてイケハヤ氏が著作権侵害の連絡を受けていたであろう10月の半ばに、大量に動画が削除され、10月の再生回数合計がマイナス200万回という数字になっています。
こうやってイケハヤ氏は「ニュース枠取りに行く!」と、時事ニュースにしったかや浅い感想つけた動画を毎日投稿してたんだよ。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2019年10月13日
そこで記事を丸々表示したりしてたのが引っ掛かったんだろうか。(画像は非公開なので削除されているものではないが)
前から記事のパクりではと指摘されていたが。 pic.twitter.com/Wm5ARjpkba
そして10月30日と31日に復活した(普段より上乗せされている再生回数)は20万そこそこです。下記スクショ参照
この時のイケハヤチャンネル全体の1日の再生回数は2万回ほど。
イケハヤが異議申し立てをしたのって10本ほどと言っていますが。
これはイケハヤが自分から類似の動画を同時期に大量に削除・非公開にしたことを意味します。
およっ イケハヤ動画チャンネルまた再生回数がごそっと減ったぞ。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2019年10月15日
昨日、190万再生分マイナス?! pic.twitter.com/N00Blb6YFK
イケハヤは「初期のは品質が低いので残してても微妙だから」とか「内容が古いから」「撮り直す」と誤魔化していますが、削除非公開があってごそっと総再生回数が減った時期からいって、著作権侵害をこれ以上申し立てられないようにパクり動画を自ら封印したととるのが自然です。
復活した動画の総再生回数:約20万回
削除・非公開になった動画の総再生回数:200万回以上
ヤバそうなのを隠した、証拠隠滅した、と。
てか、「品質が低い」って。
だからどこが「攻略」してんの?
品質の低い動画を簡単に量産して、スピーディに話題性ある動画を撮って検索上位に出して見てもらおうとしてたじゃん。
残しておけないようなものならその動画が再生回数を後から稼いでくれることもないし、”資産”ともならない。
結局代謝させないといけないなら質のいい動画を撮り続けねばならないという、僕でもやる前に想像できるシンプルな答えです。
量より質なんでしょ?
当商材を売り出して約10ヵ月間のイケハヤの目論見は失敗したということです。
3万円で”攻略”の”教科書”売ってる人がだよ。
著作権違反の指摘をされて大量に過去動画を隠したんだよ。
この時点において、イケハヤがYoutubeで成功することの何を教えることができるというのでしょう。
人のコンテンツをスクショ撮って自分の感想をしゃべるだけで簡単だと、このニュース読み上げを日課にしてビジネス系ユーチューバーってドヤってたじゃないですか!
他人にもこれで再生回数稼げるし量産できるってコンサルしてたじゃないですか!
やはり「イケダハヤトのYouTube失敗日記」が相応しいタイトルです。
7. 不自然な増加と猛攻、そして銀盾
そんなこんなでYouTubeチャンネルが万事休すの状態から回復してしまい、イケハヤに追い風が吹き出しました。
誰もが(僕も)もうアカウント停止に違いない!という瀬戸際からの復活劇でしたので、イケハヤに「貴重な体験」という強力なバフがかかってしまったのです。
まずい。
イケハヤはチャンスはここぞとばかりにこれをネタにします。
これは正当なマーケティングです。
これは確かに多くの人の興味を惹く話題と認めざるをえません。
毎日約1000人・・・。
毎日?
この現象は約3ヵ月続きます。
いえいえ。
— りらっくす (@tksm375) 2020年2月2日
イケハヤ大学のチャンネル登録者数に関してはずっと月2〜3千ずつ増加くらいだったのに、去年の11月12月あたりから突如として毎日ほぼ1000人ずつ登録者が増加するようになった謎のチャンネルです。 pic.twitter.com/v9zjzClqJW
2019年1月 以下のことが同時期に起こります 参照:図1)
・イケハヤ大学 チャンネル登録者10万人突破
・当商材を3万円から5万円に値上げ
・値上げ前の限定300部を10日ほどで売り切る
・Brain移籍
まさしく勝負をかけた猛攻。
最初は著作権侵害騒動後のボーナスタイムで伸びたとも思っていたのですが・・・。
「毎日」1000人登録者数が増え、限定300部3万円が売り切れてしまうというのは凄い。
同じ人数が 毎日 増えていきますかね?
増えるといったって日によって偏りがあるものだと思うのですが。
ただ、えらく全てタイミングが良いともとれます。
「1年コツコツやったら結果が出た」というのもシナリオとしてやりやすいでしょう。
2020年9月追記 -------------------------------------
この登録者数の増加の件で、やまもといちろう氏の元に
「イケハヤ氏は登録者数を買っている」というリークがあったとのことです。
それは分からんけど、ワイは楽しいからYoutubeやっとる
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@Ichiro_leadoff) 2020年8月19日
見栄を張るつもりもないので、イケダハヤトさんみたいにチャンネル登録者数20万人買ったり、再生回数盛るようなこともせん
文字には文字の良さがあって、動画は動画で私は楽しい
三浦瑠麗の徴兵制論のクソさとか解説してるだけでスッキリするし https://t.co/kDBbNcPYrP
イケダハヤトさん大好きなんですけど、ブロックされてもうて、youtubeで思うところを語りました。
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@Ichiro_leadoff) 2020年8月23日
恩人のイケダハヤトさんについて。【なぜかブロックされました】 https://t.co/z6iDqu66xc
なるほど、イケダハヤト師は途中まで順調にフォロワー数買ってたけど、リアル視聴者が全く伸びずに行き詰まって無料から有料にシフトしなければいけなくなったのかな。背伸びしすぎやろ
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@Ichiro_leadoff) 2020年8月23日
イケハヤ大学's YouTube Stats (Summary Profile) - Social Blade Stats https://t.co/3675wVFjv1
イケハヤがYouTube登録者数を買って増やして偽装してたなら、3~7万円で売ってる「YouTube攻略の教科書(大全)」などの情報商材は完全な詐欺。 https://t.co/FXHWN5YTOc
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2020年8月23日
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Youtuberとしての実力(動画の中身の充実)があるかといえば、相変わらずパワポに文字をうってスライドを出してイケハヤがその前でマイクで喋るだけです。
内容も過去のブログの焼き直しもあります。
イケハヤが散々当商材の価値として「コンサル」や「質問に答える」ことを売りにしていましたが、今まで見てきて一般人に有用で実用的なノウハウはあった?
↓こんな誰でも思いつくようなこという人が教える教材が5万円・・・。
さて、2020年1月にめでたく10万人を達成したイケハヤ氏ですが、ながらく「銀の盾」が届かないのか?という指摘がありました。
チャンネル登録者数が10万人を超えるとYoutube(Google)からもらえる公式記念品だそうです。
そして先日の2020年7月初旬ごろ、突破から半年以上経ってから「届いた」との報告をされていました。
銀盾が届いた記念にライブ配信をやっていました。
1時間半、ずっと銀盾を右手に持ったまま喋るという異様な構図でした。
銀盾をもらった記念にこういった配信をするYouTuberは多いそうなのですが、だいたいが箱を開けて出すところから撮影するそうです。
この銀盾もレプリカが買えるようですが。
イケハヤ氏は頼んでから届くのが速すぎるとか、裏の色が本物とはやや違うのではないかという噂レベルのものがあります。
真偽のほどは分かりません。
偽物と疑われるのは本人の日頃のおこないが響いているものだと思います。
この銀の盾のライブ配信、1時間半やって、新規チャンネル登録者数が0人。
平均視聴時間が6分。
1日 1000人登録者数が増加するというのは、単純に24時間で割ると
1時間毎に42人が登録するという事です。
このライブ配信中に50人は登録していないと達成できない数字です。
いかにすごい数か分かります。
しかし毎日1000人が本当だとすると、このライブ配信中に誰一人登録しないというのが今度は不自然になります。
今、そこまで人気が無いのでしょうか?
そして平均6分しか観ていないというのも求心力がありません。
ちなみに。
↓ 3月にやっていたライブ配信でも同じような結果です。
1時間半、新規登録者0人、平均視聴7分。
???
登録者20万人を超す人気Youtuberのライブ配信で、最大同時接続が2000人は立派かと思いますが、6~7分しか視聴に耐えずに、登録者がこの時間だけ真空になるというのはいったいどういうことだろう。
イケハヤ氏のライブ配信(合計3時間)は、すでに登録しているorまったく登録する気が無い人に真っ二つに割れるのか。変だなぁ。
8. 再生単価の推測
Youtubeでもうかっているかを考える時、動画の「再生回数 単価0.1円」といった言いまわしがあります。
約1年前のサムネイルや再生回数 ↓
(もちろん当商材を3万円で売っていた)
イケハヤ氏、チャンネル登録者数増加、4万人近いそうですが、相変わらず再生数低い。登録者は動画を見ていない
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2019年4月6日
サムネも近々で「投機」「アンチ煽り」「社会不安煽り」 そして複数の人につっこまれているように、イケハヤは社会問題を解説する知見も無いし、「ビジネスチャンネル」というわりに低俗 pic.twitter.com/X8q0OmvpQu
現在 ↓
サムネは綺麗になり、再生回数も数万行くものが多い。
当商材は現在5万円
動画の再生回数というのは誰でも分かる公表数字なので、これに掛け算すればもうけが分かりやすい為、指標にできる かのように感じますが実は違います。
動画の再生回数だけで儲かっているかどうかは分かりません。
非常に紛らわしいのですが、
広告の 再生回数 単価
動画の 再生回数 単価
これは全く違います。(僕も勘違いしたり混同していました。)
そもそもYoutubeが視聴されて得られる報酬は、広告が観られたことによるものなので、広告の再生回数と単価で示すべきです。
しかし広告の再生回数は数えようがないですし、単価も非公開の数字です。
とりあえず、動画の再生回数は人気のバロメーターにはなりますが、いくらもうけているかをこれで見てもあまり意味はありません。
1動画の中に広告が複数入る事があるからです。
動画そのものの時間も長尺・短尺があり、入れこめる広告の数も種類も変わります。
視聴者が30分の動画を最後まで観るか、5分で離れるかでも広告の出る回数が変わります。
それでも動画の再生回数は1回とカウントされます。
表1)広告再生単価を0.2円固定で動画再生単価はどうなるか
表1)に表したように、広告再生単価が一定であったとしても、動画の視聴のされ方によって動画再生単価は大きく変動します。
表1)では全て1回視聴されたカウントで例に出していますが、「広告を一切再生せずに観るのをやめた」人が多ければ下がりますし、「30分の動画を最後まで観た」人が多ければ上がります。
動画再生単価は結局、収益が出た後に、その期間の動画再生回数で割り算して出した平均にすぎません。
僕の勘違いを指摘していただきました。↓
ありがとうございます。
ヒカキンは『広告』再生1回あたり0.3円で、イケハヤは『動画』再生一回あたり0.5円くらいとのことなんで、イケハヤは一つの動画に差し込む広告数が多いかもしれませんね。イケハヤの動画は一つの時間も長いので。
— ちゃめお (@chameoo) 2020年7月24日
イケハヤの動画は見てませんが笑
実際にYoutubeをやっておられる方々に知識をいただきました。
ありがとうございます。↓
分かりやすく解説ありがとうございます!
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2020年7月24日
ということは、対象となる動画の長さや広告回数がまちまちなので「一再生」という言い方自体が不適切で、比較対象が無い数字ですね。 https://t.co/evZuW8v1Bz
そうですよね。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2020年7月24日
やっぱり個人の動画再生単価は外野から確かめようが無いですね。
動画自体に規格を揃えて作ってる訳でもないし。
ありがとうございます。 https://t.co/4u7BbvZOmg
ということは、動画1再生=〇円 で語って「もうかっている」と主張すること自体誤解を招く誘引です。
ぱっと見、動画の再生回数が多ければ大儲けをしているように見えます。
これは①変化し続ける混迷商材 で述べたように、当商材をどんどん値上げし、3千円の時も3万円の時も同じ「1部」にカウントして、累計部数を出した時に実態以上に大儲けをしているかのように見せる誇大広告手法と同じです。
(動画が)1再生0.3~0.4円と言って誤解を招くイケハヤ↓
ちなみに動画の再生回数も登録者同様、金を出して買うことができます。
イケハヤ氏が約3ヶ月間、「毎日1000人ほど増える」時分に再生回数も同様に「毎日同じくらいの視聴回数」でした。
普通は、バズりがあったり波があるものなのですが。
9. 動画再生回数で計算してみると?
2020年7月31日現在、
イケハヤ大学(イケハヤのメインチャンネル)の総再生回数は
約25,000,000回
これにイケハヤがいうとおり0.5円で計算してみましょう。
12,500,00円
一千万ほどの稼ぎになります。
ところが先ほど述べた通り、数百万円規模で広告を出してこの稼ぎなんです。
出費を引いたら一千万を切りそうです。
情報商材を売った収益の方が明らかに多い。
倍以上多い。
10. 2年ももたず「もう無理」と投げ出す
・・・もう何も言うまい。
これだけでもう詐欺でいいでしょうよ。
銀の盾が届いてわずか10日後ほどで「もう限界」と、投げ出したのです。
視聴者にたくさん広告を再生をしてもらうことで収益をあげるYoutuberのビジネスモデルが限界なので、Youtubeメンバーシップという有料課金制度にするという宣言です。
この有料課金制度はファンクラブやサロンと変わりなく、イケハヤの既存のサロンにも動画教材はすでに存在します。
不特定多数に露出して宣伝広告をする、企業とタイアップするという方向性とは違います。
(今気づきましたが、イケハヤって大手企業とタイアップなんて一度もしてませんね)
現在のイケハヤチャンネルの視聴者の多くからは「イケハヤの動画に月3000円出して観る価値無し」と批判されました。
イケハヤ氏はよく
「コツコツ継続しろ」
「失敗する人は成功するまでやっていない」
などと、取り組む時間の総量が皆足りないということをのたまいます。
具体的に1000時間と言っていることもありますが、毎日継続して1年以上たったのに、投げ出してしまうということは、楽になんてなっていないと無いと白状しているのも同じです。
note記事より引用
要約すると
「動画が強すぎてガチで字が読めない人まで届いて『そんなレベルの話が分からないの?』と驚くし、そもそも動画すらまともに観ていない」
今までついてきた視聴者をdisりまくり。
おいおいおいおい
自分が「中学生くらいまで目線を下げて爆伸び」って言ってたんじゃねーかよ。
稼ぐ目的の為に、よく見てくれる層を自分で狙っておいて、それかよ。
どのクチがいう?
「しんどい」までは分かるよ。意に沿わない動画を撮っていたというのも商売だから仕方ない側面はあるので愚痴としては分かる。
でも今まで観てくれて再生回数の数字を回してくれていた人達をそこまで罵る必要あるか?
いや、これがザ・炎上商法なんでしょうけど・・・。
そして、この「目線を下げよう」という話は当商材の中にテクニック的に書かれている可能性が高い。
今までのやり方で限界が来て継続できないというのなら、「攻略」という謳い文句はどこで達成できているのでしょうか。
たしかに、コロナ禍というのは誰も読むことのできない不運ではあったでしょうが、不況になれば広告費が絞られるなんて誰でも想像がつくことです。
結局、「攻略」と言ってみたところでGoogleさんのアルゴリズムの奴隷、Googleさんのさじ加減で生きるも死ぬも決まる立場じゃないですか。
一時攻略できたとしても、ずっと潮流を読み続け、質の高い動画を撮り続けなければ人気は落ちていくということは、先日のマックスむらい氏の転落ぶりを見ても明らかでしょう。
150万人以上の登録者数がいても、再生回数が低い 休止宣言をした。
11. 再現性があったのか?買った人をピックアップ
noteで販売していた時、34人が「オススメ」をしていました。少なっ。
note時代に950部は売ってたはずだけど?
その中から数名をピックアップしています。
買った人全てを追跡するのは不可能なので参考程度です。
まずトップ、1番目
イケハヤの側近、借金しゅうへい氏。
一番イケハヤ氏の教えを近くで聞き、教材も買い、余すことなく氏の教えを実践できる人間ですが、他の情報商材屋の下請けもやってます。
そしてYoutubeそのものはTwitterプロフにリンクも貼ってない。
時折投稿する動画、数百の再生回数です。
オススメ2番目の人
Youtube外注と書いていますがチャンネルへのリンクは無し。
探す気もありません。
オススメ3番目の人 Twitter垢存在しません。
noteの目立つところにYoutubeリンク無し。
オススメ4番目の人 やっと「動画を載せている」と。
まだまともに動画に取り組んでいるらしき人です。
数万再生の動画もありました。ただ全体的に再生回数はお察し。
オススメ5番目の人
動画編集をしてるらしいのですが、Twitterのプロフにその片鱗が無い。
オススメ6番目の人
なんのアピールも無いしTwitterなど他のSNSがどこにあるか分からない。
オススメ7番目の人
出ました やまゆうさん! 僕のTLではそこそこ有名人。脱社畜サロンの時にTwitter攻略部部長でした。イケハヤ氏のTwitterの外注をやっていました。
起業すると言って半年以上事業計画も立てられなかった図太いお方です。
あれ?Youtubeなんてやってたっけ?
TwitterとnoteのプロフにYoutubeや動画に触れてる形跡無し。
なんで当商材を買ったのでしょうか。大人のお付き合いかな。
もうしんどい。
真面目にYoutubeに取り組んでそうな人いないんだけど・・・。
12. 有料動画の価値
イケハヤ氏がVIP動画としてYoutubeメンバーシップ会員のみが見れる動画が開放されていることがありました。
コメント ゼロ(1となってるのはイケハヤの説明コメント)
視聴回数 2桁
盛り上がっているというのは嘘でした。
イケハヤ、限定動画が観れてしまう(ミス)かな?
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2020年7月26日
でも2日たっても動画再生回数70回だし、誰もこのミスに気付かず放置されてるって、イケハヤのYoutubeメンバーシップ会員って熱意無いね。
そしてここのコメントゼロなんだけど。
どこが盛り上がってんの?嘘じゃん。 pic.twitter.com/f8a87Qg3Eo
さらに、イケハヤさんのYoutubeメンバーシップに入って有料動画を観たらしき人達複数に感想を聞いてまわっているのですが、誰も要領を得ない回答が来ます。
饒舌に、具体的に、感想を述べてくれる方がいないのです。
イケハヤさんの人柄に惹かれて有料チャンネルに3,000円出すのに、ファンであることは否定して「どの動画に共感し、好ましいと思ったか」に即答しないのね。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2020年7月24日
なんで具体的な答え出すのに時間かかるんだろう。
自分が好きだったり興味ある物を饒舌に語らないって言うのは僕には信じられない。
なるほど、マナミさんは「教えたくない」と。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2020年7月28日
無料動画も勉強になると言われる方も多いですが有料と何がどう違うかという、差異すら客観的にわかりませんね。 https://t.co/HtNThkclPe
〔第1部〕攻略の教科書 まとめ・結論
以下2点の側面から「YouTube攻略の教科書」を振り返ってみました。
①変化し続ける混迷商材
ちょい詐欺大全〔第1部〕攻略の教科書 ①変化し続ける混迷商材 - メロンパン、リスクを考える
②YouTuberとしての実力(当記事)
全体の印象としてまず思い浮かぶのは、事業収益のバランスです。
イケハヤ氏は一応法人で仕事をしているので、法人には「本業」というものがあります。
①で見たセールストークから、当商材の売上は2千万円を超えているとなりました。
②で再生回数からどうがんばって推し量ってもその額には到達しない。
さらに広告費や機材費、外注費がここからマイナスになります。
Youtube稼げる?
このセグメント売上バランスでいうと、どう見ても情報商材での稼ぎが「本業」なのです。
Youtubeはノウハウ売る為のダシです。
この再現性の無いノウハウを売る行為が、まさに情報商材屋なのです。
イケハヤはYoutuberとして成功している風を装い、他の人も同様に稼げるかのような誘引で「Youtube攻略の教科書」を売る詐欺をやっています。
簡単に高額収入を得られるという副業や投資の儲け話に注意!−インターネット等で取引される情報商材のトラブルが急増−(発表情報)_国民生活センター
イケハヤ氏はこの手法でいくつもの情報商材を出しています。
「ブログの攻略法」というのなら、一時代を築いたイケハヤ氏が発信する技量の裏付けがありますが、今はブログのPVが月5000まで落ち込んでいるそうで、もう彼の手法は古くて通用しないという事で価値がありません。
うわー
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) 2020年7月29日
イケハヤのブログは情報商材並べる空間なんだな。押しも押されぬラインナップ。
人に教えるほどの知識も経験も実績もないのにコンサルやらコーチングで稼げると味〆てがらんどうな人間になってますって見本のようですね。 pic.twitter.com/1suskEqXUH
コンサルや質問に答えるといった行為も同じです。
そもそもイケハヤは成功をしていない時から人にコンサルを始めています。
イケハヤ氏は当商材を売りだしていた始めは初心者向けと売っていました。
「いまから始める人のおともに」と。
そして永久サポートや無制限に質問に答えるといった実質不可能なことを宣伝文句としていましたが、「レベルの低い質問をして欲しくない」とも言い出しました。
・・・初心者をターゲットにしてたし、質疑応答をすることを商品の一部に盛り込んでおいて質問者に文句つけるという無茶苦茶な商売をしています。
当然であるサービスの提供を怠っているのです。
イケハヤ氏は元々一般人では無いし、一定の知名度や資産があるからこそ、現在のチャンネルの規模や人気を勝ち取れたともいえるでしょう。
また、コツコツと毎日動画をあげ続けるという努力もあります。
全然楽そうじゃありません。
3万円もする「Youtube攻略の教科書」を買ったところで、一般人はどだい彼の真似をすることは不可能です。
前提条件が違いすぎるため再現性なんてありません。
Youtubeで小遣い稼ぎはやり易いかもしれませんが、それはイケハヤ氏の当商材を買わねば達成できないことではありません。
本10冊を買う値段と同じというならば、その10冊をどういうものを組み合わせて買うかは自由になります。
対してイケハヤ氏の教科書に何のコンテンツが足されていくかは、イケハヤ氏次第です。氏が失敗すれば、その教科書に書いてある事の信ぴょう性もなくなり価値も低くなります。
こうやって振り替えって見ても、値上げによる買い煽り・失敗の繰り返し・伸び方の怪しさ・Youtubeメンバーシップが盛り上がっているという嘘など、「攻略できている」と感じる部分が乏しい。
「Youtube攻略の教科書を買っても効果効用には個人差があります」
「イケダハヤトのYoutube体験日記です」
こういったセールスの仕方ならフェアであったでしょうが・・・。
結論
イケダハヤト氏の3万円の情報商材は、中身と値段の変化が著しく、いつの時点でも消費者が客観的に合理的な価値を見当できない。
イケダハヤト氏自身がYoutubeの成功者と言い難いうえ、インフルエンサーである立場や資産を持ってしても現在の結果を見れば、イケハヤ氏のいう「楽に稼げる」に信憑性はなく、氏の個人の感想にとどまる。
優良誤認、有利誤認ととられても仕方のないセールスのやり方であり、まったくの嘘も散見される。
筆者が嘘と断定するのは以下の通り
→先行者ではない
Youtubeメンバーシップが盛り上がっている
→コメントゼロ等盛り上がっていない
永久サポート・質問無制限
→氏が一人で対応しており恒久的に続く大会社でもないのに無理
以上をもって、筆者は当商材を”ちょい詐欺”と判断いたします。