FXなどの差金決済の仕組み
FXをおすすめするサイトで、FXの仕組みの説明を間違っているものが多かった。
わざわざ漫画やイラストなどを用いて、嘘っぱちを書いているものもありました。
ドン引き。
FXが「外貨」を取り扱うという共通点だけで、「外貨預金と比較してスプレッドが安い」などといわれるのは遺憾でいかん。
外貨預金ユーザーとしては腹が立ちます。
取引そのものの種類が違うので、手数料に差がでるのは当然なんです。
つまり、差金決済のことをきちんと解説せずにFXのお得感をあおっている記事は要注意記事。ほかにも思い込みなどで間違った説明をされている可能性があります。
悪質なアフィリエイターは調べもせずにコピペのみで記事を生産してしまうので、これらの誤った情報が広がってしまったのかな、と思います。
金融商品の取引の種類などの知識を事前に持っていればだまされないでしょうが・・・初心者や若年層をターゲットにされていると難しいなぁ・・・。
だってネットで調べようと思ってもこういう情報が上位にいくつも出てきてしまうということですから。
外貨預金は現物取引で、両替と同じ等価交換。
FXは信用取引の一種、差金決済(差額のみの取引き)。
仕組みを初心者向けに簡単にしてみます。
両替や外貨預金(現物取引)
100万円の日本円で両替や外貨預金をしたとします。
手数料(スプレッド)が引かれたのちの額で外貨を保有できます。
紙幣での出金も可能ですし、口座にそのまま外貨預金として預けることもできます。
銀行側は同じだけの外貨を用意せねばならなくなる為、管理や調達のコストがかかります。
口座間だけの外貨両替より紙幣などキャッシュで出金した場合のほうが手数料は高くなることが多いです。
※銀行に問い合わせたところ、米ドルはたぶん大丈夫だが、支店によっては外貨が準備されてない場合もあるので事前に問い合わせてから出金してくださいとのことでした。
実は外貨が必要ない差金決済
同じく100万円の元手でFXをする場合、100万円は証拠金という担保になります。
差金決済であるFXはこの図のようになり、一切の外貨のやりとりがなくても成立します。
証拠金が口座内にあるので、利益も損もここから出たり入ったりすることはあるのですが、「外貨を買う」と注文して建玉を持った場合、それはただの「注文」で、証拠金で外貨を買っている行為ではありません。
FXがいう「買い」「売り」は単にポジションや決済を表しているだけ。
だからこそ約25倍というレバレッジで取引できるのです。現物を必要としないから。
だから基本、外貨で出金できるわけではありません。また逆に、損が出た場合に外貨の現物で支払いOKという所はたぶん無いと思います。(管理がややこしくなるから)
差額を支払えばいいだけのFX業者は外貨を用意する必要がないので、スプレッドにそれらのコストを乗せる必要がなく、結果、現物取引よりずっと安いスプレッドを提示できます。
企業努力で安くなってんじゃねーのよ。
外貨で出金できる業者もあるようなのですが、非常に少ないようです。
その出金の際は銀行と同等程度の手数料が必要になると思います。
ざっくり例えていうと
ちょっと初心者に例えを用いると、競馬のノミ行為は似ています。
競馬に参加したい人からお金を集めますが、実際の馬券は買わず、当たった時だけ支払いをします。
これも差額(当たった時の払い戻し)だけのやりとりで、馬券という現物は必要ありません。
FXはどちらかというと、証拠金という担保をいれて取引に参加させてもらい、外国為替の値動きの上下を当てて、当たったら差額をもらうという表現のほうがしっくりきます。
ゲームのようですね。
また、損が大きくなって担保がさらに必要になったら、追証を求められたり強制ロスカット(すべての取引を強制決済)をされたりします。
●追証(おいしょう=追加証拠金)のルールは絶対知らないといけない
現物取引はどれだけ為替差損が出て評価額が減ろうとも、そもそも外貨自体が自分の資産なので担保も必要なく、追証もロスカットも存在しません。
ただ、外貨預金はペイオフ対象外なので、銀行が破綻した場合は保証がされないというリスクはあります。
このように金融商品の取引きは、ルールやシステムがややこしいので、「簡単にできる」という言葉は警戒されたほうがよいと思います。
・・・が、アフィリエイトやってる人らはSEOもやってるだろうし、調べようとしている人には間違った情報のほうに接触する率が高くなると思う。
だまされた!と思ったら、当ブログにもリンクのある相談・通報窓口に相談してください。そういった悪質サイトが規制されることを願います。
【イケハヤ】FXの仕組みを知らない ~差金決済~
イケハヤ氏は投資をすすめる記事をよく書いているのですが、システム・ルールをよく分かっていないということを何度か指摘してきました。
昔からある「空売り」を知らなかったり、追証とロスカットの正しい説明ができなかったり、などです。
さらに「資産は海外に分散」「日本円はヤバいので、他のものに替えている」とイケハヤ氏が言っているのを見かけました。
ここでFXで豪ドルを買っていることをその例に出していました。
ああ、この人はFXをすすめておいて、その仕組みを知らないんだなということがバレバレです。
両替は外貨を買っている
日本円がヤバいので、例えば豪(オーストラルア)ドルで資産を保有しておこう!と思ったら、手っ取り早いのは旅行代理店や銀行などで外貨両替をすることです。
これでオーストラリアの通貨を得たので、オーストラリアで物が買えます。
これなら「日本円以外に資産を替えている」状態です。
通貨の両替は、日本円で外貨を買っていることと同じ。
また、紙幣・貨幣の現物を調達したり管理することにはコストがかかるので、両替時に手数料がかかります。適用レートもキャッシュレスの移動(クレカ支払いや口座振込)とは異なっていたりします。
外貨の取り扱いで上乗せされる手数料や、売値と買値の価格差(スプレッド)が変わる(コストが変わる)という点も重要です。
この買う(=両替)という行為はタイミングによってレートが変わります。
1豪ドルが90円で買えることもあれば、70円のこともある。
その動くレート(交換比率)を利用して、交換タイミングの差額を得ようとすることがたくさんの金融商品になっています。
FXもその一つです。
しかし、FXはレートの発生した差額のみを利用している取引で、「両替=外貨を買う」という行為は行われていません。
FX(外国為替証拠金取引)は、差金決済という取引の一種です。
先物取引も差金決済です。
現物を用意するのにかかるコストが必要のない取引だからこそ、現物取引よりもずっと安いスプレッドが実現できます。
FXを勧められるとき、銀行の外貨預金の手数料の高さを悪者にされるのですが、銀行の外貨預金は現物の両替と同じです。
外貨のまま受け取ることが可能です。
※すべての通貨の在庫が全ての支店で用意されているわけではないので受け取りたい場合は先に支店に電話して応相談とのこと。米ドルはたいていOKらしいです。
差金決済は現物の外貨を保有してはいない
FXでどんなに豪ドルを買っても、それは「買い注文」という注文やポジションを持っているだけで、豪ドルそのものは持っていません。
「買い注文」のままでオーストラリアで買い物はできないし、豪ドルで引き出すことはできない。
FXで決済の時は日本円で受け取るしかないのです。(日本の取引所だし)
もし彼の言うように「日本やばい」となって海外に行こうとなった際、FXなら「やばい日本円」で差額を支払ってもらい、その「やばい日本円」で外貨の現物を買わなければいけません。
海外資産じゃないですね。
ちなみに海外証券会社でFXはどうなるかは柳メロンパンは知りません。
予想では、現物の外貨を交換した後に取引を開始するんじゃないかな~とは思ってますが。今回は日本の取引所の話なので割愛。
正しいことを書いているサイト
差金決済とは?-FX用語を分かりやすく解説 | OANDA FX Lab-education(オアンダ ラボ)
FX投資がギャンブルになりやすい理由 差金決済取引に潜む投機の罠 | マネーの達人
現物取引と信用取引
昔から投資をしている人は、現物取引と信用取引の違いを知っているでしょうが、この概念が投資をしていない人には分かりづらい。
差金決済は信用取引に含まれます。
「現物取引」と言っても、物質そのものを受け渡しすることを指してはいません。例えば株券は紙という物質・物体での取り扱いは廃止されて、電子化しています。
株券の紙を渡したりするということは無いのです。
口座間でお金をやり取りする時も、紙幣や貨幣を実際に運んではいませんが、現物が移動していることになります。
物理的にあるかないか、ではなく、保有していれば「現物」という感じでしょうか。
株式取引には、現物と信用があり、現物では差金決済は禁止されています。
今、盛んになってきているキャッシュレス化もそうですが、実際の紙幣・貨幣のやりとりをせずとも買い物ができます。
クレジットカードの場合は、一旦自分の信用でもってお金をクレカ会社が建て替え、のちほど自分の口座から引き落としされます。
クレカ会社が一旦信用取引に応じ、のちほど現物取引に収束するという説明であってるかな?
・・・・ややこしいな。
だんだん自信なくなってきた。
クレカで買い物するのも実は借金扱いなんですよ。引き落としまではクレカ会社への借金として扱われます。
信用取引は、「権利や金やブツそのものを借りて行う取引」・・・もうざっくりと借金だって覚えておいてもいいくらいです。
イケハヤが何度も「FXは借金じゃない!」と言い張っているのを、僕が「嘘だ!違う、FXは借金と大差ない」と言っていたのは、この現物取引ではないことを知っていたからです。
株の現物取引で差金決済は禁止されている
FXよりずっと歴史の古い株式の取引では、現物取引での差金決済は禁じられています。
詳しくはぐぐってみてください。
と、そこで投資を知ってる人にはすぐ分かります。
FXは差金決済だから、現物のやりとりはしていないんだな、と。
しかし、知らない人はこういう勘違いをするわけです。
FXは外貨を扱っているから、日本円ではなく海外資産を持っているのだ!ってね。
「貯金は、日本に投資しているのと同じ」ということを理解してますか? : まだ東京で消耗してるの?
思った以上に間違っているサイトが多かった
イケハヤ氏のいう投資は、例えば教育や設備にお金を投じる「投資」ではなく、金融商品を現金で買ってそのリターンをまた現金で得ることです。
楽して金を増やそう!というのが売りコンセプトで、それを追求するのはコンテンツとして別段構わないのですが。
「楽して金なんて儲けられない!」という漠然とした反対意見やいさめる声も大きい。
僕はブログやらアフィリエイトで稼ぐということは全く分からないのでこの「楽稼」もあるのかな、個人の能力によるだろな、程度の感想しか抱きませんが。
金融商品の「楽稼」については断固否定させていただきます。
冒頭で言った通り、イケハヤ氏自身が間違いを起こしていることや勘違いしている・・・それそのものが答えです。
また、今回この記事を書くために調べてみましたが、FXの仕組みを「外貨を買っている・保有している」という勘違いを流布している記事がたくさんありました。
正確には「買い玉を保有」しているだけですよ。
実際の外貨の現物やりとりをしているなら、売り(=ショート)の取引きはできないでしょうよ・・・。
その違いの分からない人にネットでもって情報が拡散され、ネットでもって簡単に取引が開始されているんですね。
このように金融商品は取引の種類が様々で、ルール・システムがとてもややこしいのです。
現物取引の概念は普通の消費活動である購買と同じようなものですが、信用取引(差金決済もこれの一種)が難しい。
難しいうえにハイリスクなんです。
初心者が、ルールを知らないゲームに参加して勝つということが以下に無茶なことか。そのルールを説明せずに「リスクの説明全部なんてできませんよ~」と開き直る、初心者の欲望をあおって金融商品をすすめるイケハヤ氏を、これからも追及します。
※差金決済についてはまた後日記事を改めて説明します。
また、実際に銀行に聞いてみた結果、外貨預金との比較も間違って流布されていることが見受けられたので、それも含めて記事にします。
追記:2018年12月1日 ↓ 書きました。
僕なら絶対金は出さない【クラウドバンク】②太陽光発電ファンド編
うさん臭いの代名詞
イケハヤが一推ししているクラウドバンクの太陽光発電ファンドを調べてみたよ。
「初心者にも」「不況がきても安定」
この人、FXでもおんなじこと言ってましたね。語彙少ない。
太陽光発電といえば、僕の感想はうさん臭いの代名詞。
かつてTVCMもうっていた大手ソーラーパネル設置会社が、強引な営業や、契約時の約束と実態が違う等の苦情で国民生活センターに実名で晒されました。
その中に「大した発電量がなく、お風呂のお湯も沸かない」等、実用性そのものに疑問があるとの声もありました。
ソーラーパネルが「夢の無限のエネルギー」と謳われ、一般消費者に利用されだして20~30年たつはずです。パネルそのものの性能や、電力供給の安定性を増す蓄電池などの開発はすすんでいるんでしょうか。
設置する家の場所などにもよるでしょうが、どんなに環境に良くても、必要とする電力が供給できないか、恩恵よりもコストがかかるからあまり普及していなのが現状だと思います。
さらにいうと、エコとか社会貢献とかをアピってるファンドは、金融商品や投資に詳しくないカモ 初心者に「何か役に立ってる感」を出して財布のひもを緩める常套手段です。
例)環境問題に取り組む会社の株を買って将来を応援しよう! など
やりがい搾取と同じ構図で、お金儲けの為にしていることを「社会貢献」「誰かの笑顔の為に」系でラッピングすると、あら不思議!
サービス残業や投資の損も
「人の役に立つプライスレスな体験★自分の成長の為に★自分素敵」
と、誤魔化しやすくなります。負け惜しみに聞こえるのでやめましょう。
融資先は匿名らしい
こちらの↓リンクから図や表記を引用します。
太陽光発電のファンド自体も複数回あり、期間や利率なども異なっていました。
いくつか案件を見てみたのですが、太陽光発電全般に書かれている概要は同じのようでしたので、気になる点を抜粋。
こんな構図で金が行ったり来たりします。
後ほど指摘しますが、この図は簡略化されています。だいぶん抜けている事柄があります。しかし、冒頭に載っている図はこれなのです。
僕が調べた結果の疑問点を羅列
- 融資先がクラウドバンクグループで、親子会社間でぐるぐると金が回っている気がする。
- 融資先事業がとん挫しても、担保があるから大丈夫!となっているが、銀行は融資をしてくれない。
- 金が渡る先が本当に事業をやっているか掴めない。(Y社)
- クラウドバンクが必要経費を取ってさらに素人に分配できるほどの利益が出てくる根源が謎。
- サイトに書いていることに、逃げの注釈がたくさん
- 実績の欄にさえ実際の写真が載っていない
なんか貸金業法の関係で、融資先は匿名じゃないとダメなんだそうです。
どこに貸すかを明らかにすると、素人さん方が直接貸金をやってるのと変わらなくなるから、という理屈。
【融資先匿名化を取り巻く議論】ソーシャルレンディングが抱える制度的課題とは | ソーシャルレンディング情報 - CROWDPORT
ふむふむ。じゃあ融資先の特定にはいたらなくても、どういう業務をやってて、財務状況はどうでっていう資料は見てみましょうね。
みんなクラウドバンク(株)の子会社や孫会社
下にスクロールすると、「本融資の概要」が出てきますが、主な融資先がY社であると書かれています。
このY社には親会社があって、そこに担保があるっぽい。
Y社の事業がダメであっても親会社が何か補填してくれるのかな?
Y社に融資して、弁済もしてもらうとある。
あれ?Y社って 日本クラウド証券の子会社 なの?
さっきの担保がある親会社が集金やってる会社と同じってこと?
さらに、日本クラウド証券の親会社はクラウドバンク(株)といい、そこの会社概要はこうなっている。
日本クラウド証券は集金係(ここがクラウドバンクというサイト運営もしている)で、兄弟会社のクラウドバンク・フィナンシャルサービスが貸付を実行する、と。
これらの図をつなげるとこうなります。
クラウドバンクグループ内でお金がぐるぐるしてる気がするんですが・・・。
緑の矢印→が素人さんのお金が渡っていく道。
集金係である日本クラウド証券が、利払いや返済に対しての担保を保証する親会社と同一となる。
クラウドバンク・フィナンシャルサービスという兄弟を一度はさんでいるとはいえ、日本クラウド証券の親子に金貸してるのと同じ。
全体の金の流れを見ても、大親であるクラウドバンク(株)のファミリー中で金がぐるぐるしてる。
さて、 Y社はちゃんとした会社なのでしょうか?
驚きのY社の財務状況
平成30年(2018年)のファンドの資料となってるページなのになぜか2年前の財務状況しか見れない。 その中身は・・・
https://crowdbank.jp/pdf/finance_condition/2017/Y.pdf
一年間で、営業収益(売上)ゼロ
えっ?! 売上ゼロなの? Y社は利払いをするから、客に配当がいくんだよね?700万円の赤字になってるし。
融資先のY社は利益を還元できるような事業内容じゃ無いじゃん。
例えばまだ事業として本格稼働していないから売上ゼロであっても、他の科目に数字が出てくるはずなのに(未払金とか)
「販売及び一般管理費」も約200万出て行ってるだけで、給料もこの科目から出るのに、安すぎ。社員に対して支払ってないのかな。というか、社員いるの?!
本業に関わる収支はゼロなのに、なんで営業外費用で400万円出てってるんだ・・・。
そして出資金0円 合同会社はこれでも設立できるけど、有限責任が0円ってことは、赤字で潰しても損する出資者がいないってことです。
ぺ・・・ペーパーカンパニー??
まともに稼働している会社とは思えませんが。
そしてなんで直近の平成30年度の財務状況を載せないんだよ。
このファンドは2018年5月に開始されたもの。
それなのに、Y社も、クラウドバンク・フィナンシャルサービス(株)も、1年以上前の財務状況しか見れないようになってる。
前期分は大親のクラウドバンク(株)はあったけど、これ、たぶん連結だと思うが・・・財務諸表は貸借対照表の単年があるだけでよくわからない。
上場企業じゃないとこんなんなの?
http://crowdbank.co.jp/media/pn201803BS.pdf
この中の発電事業の合同会社がY社なのかな?クラウド証券を通じた間接保有ってなってるし。
銀行が貸してくれないのに銀行をあてにする
「ファンドの内容説明」のところ
銀行が金を貸してくれない、だからソーシャルレンディングをする、と。
そこで、クラウドバンクは素人から集めたお金を貸します。
「将来的に得られる売買収益」
でもさっき見たY社は何の売上も利益も見当たらなかった。
「完成後の事業売却想定額」
だいぶん先の話のようだな、それ
「完成後に銀行から得られる~」
えっと、さっき銀行が金貸してくれないっていったのに、完成後なら貸してくれる根拠ってなんなん?出資金0円の合同会社に金出してくれるところあるのんか?
一応、売電事業というのは資源エネルギー庁がやって、各電力会社が電気料金とともに徴収したお金で再生可能エネルギー(太陽光発電など)を買い取ってくれるという、国の補助付き事業です。
それなのになんで銀行は融資しないんでしょう。
補助金出さなきゃやれないくらい実入りの少ない事業ってことかな。
また、国の補助金頼みということは、政権や方針が変わって予算を削られる可能性が大きなリスクということか。
うーん、あと、太陽光発電のパネル設置って、日本は平野が少ないから日照が多くて条件のいい所なんて少ないし、台風や地震の多い風土だから管理がたいへんでコストがかかり過ぎるんだよな。
今年の台風でもばんばん壊れて、巨大なゴミになってたし。
2018年11月29日追記
前回の「処分編」で見た通り、足し算レベルの計算を間違えて金融庁さんに怒られている業者が、国の補助金・日本国土特有のリスクなどを加味したうま味の少ない事業の利益率を計算できるんだろうか。
ファンドに6%~7%という高利回りを提示しているけど、その利回り、足し算レベルを間違う(しつこい)業者がどういう方法で算出してるんですかね。
「本融資のリスク等」、にリンクがあってポップアップが出ます。
契約した人しか具体的なリスク見れないのか・・・。
実績写真がイメージ画像
過去に募集したファンドの実績の紹介なのに、※当ファンドの主要な融資先が建設したものではありません。の注意書き
(主要な融資先はたぶん日本クラウド証券の子会社のY社とか)
じゃあなんでこの写真使うの。イメージ画像ってことじゃん。匿名の原則の為に特定されると困るというのなら、周辺に多少モザイク入れたりって対処でもいいじゃんよ。
実績としてあげてる写真はもう一件ありましたが、この注意書きがやっぱりある。
本当に、建設したものってあるの????
一番最後に逃げの注釈
安定的な収益をリスクやトラブルのない不動産投資と、夢ある例えの本文の表現を、4行後の注釈で否定するノリつっこみのような文章。
そして一番最後の注釈。
本ページの正確性は保証できない。(は?)
過去に利払いの実績があっても将来の約束はできない。(知ってる)
ファンド名称などは任意に設定しての表示で正確性は保証できない
(はぁ?じゃあファンドの区別はどこでやってんだよ)
さ、最後にこれか・・・。
一生懸命掘ってみた・・・というか、外部の人間が契約前に調べられる公式の書類を見て回ったけど・・・
やっぱり金をぐるぐる回してる印象だけで、太陽光発電の事業をやっている痕跡が見つけられませんでした。
もういやだこんな会社。絶対僕は金なんて預けない。
僕はもう力尽きた。
(本当はもっと太陽光発電の将来性の無さや、日本クラウド証券の子会社群について調べた内容も載せようと思ってたけど、もう充分怪しいことは伝わると思う。
因みに直近の決算公告にあった下の表の子会社は社名が最近変更があったり、地名があるところの航空写真を見てもソーラーパネルらしきものが確認できませんでした)
僕なら絶対金は出さない【クラウドバンク】①処分編
イケハヤの今、もっともおすすめ クラウドバンク
【クラウドバンク】太陽光発電ファンドに43万円を投資! : まだ東京で消耗してるの?
ソーシャルレンディングの話の続きです。
【イケハヤ】「いい匂いがしない」投資のアフィリエイトをする - メロンパン、リスクを考える
イケハヤがおすすめるソーシャルレンディングを調べてみたら案の定 - メロンパン、リスクを考える
イケハヤ氏が、「みんなのクレジット」や「maneo」が行政処分された後に、
今はクラウドバンク!と推しています。
イケハヤ氏のおすすめのポイントは
「使い勝手のよさ」
「太陽光発電などの新エネルギー事業が充実」
「行政処分をされたけど大したことはない」
こんな感じに受け取れました。
相変わらずぼんやりして説得力がないので、要は 金が勝手に数%増えるよ~ がメインです。結局投資の目的はソコなわけですが、問題はその数%のもうけの為に覚悟しなければいけないリスクのほう。
イケハヤにリスクの説明を求めるのは無理なので(本人が分かってないから)こちらで調べました。
イケハヤがクラウドバンクを推すのは単にアフィ報酬の高さと、行政処分がすでに解除がされているからでしょう。
(maneoとみんなのクレジットは未解除)
それでは性善説が嫌いな柳メロンパンが掘ってみます。
合言葉は、「楽なもうけ話なんてございません!」 Sayっ!
イケハヤの行政処分に対する見解
イケハヤのクラウドバンクの行政処分に対しての見解はこんな感じ。
いつものウルトラポジトーク擁護☆炸裂です。
騙す悪意があったとかいうわけねーし。
システムねぇ。
たった2年でまた行政処分・・・。
広告と実態に差があったことが大きな問題ではない、と。
ふーん。(ハナホジ
詳細もちゃんと載せずにこのテキトーさがイケハヤ氏の真骨頂ですね。たぶん、こいつ原文読んでも理解できてないんだわ。
「説明」の所にリンクが張られていますが、それはクラウドバンクのサイトにとぶのでクラウドバンク側の都合よい言い訳です。
というわけで、金融庁さんや財務局さんのお叱り原文を見てみましょう。
一回目の業務停止命令(2015年)
まず一回目の業務停止という重い処分。
日本クラウド証券株式会社に対する行政処分について:財務省関東財務局
上記の業務停止命令に付随するかのような内容の業務改善命令。
上の内容があるならば当然発生する事柄、客への誤った報告です。
①
法令を守る意識があんまり無くて、客から預かったお金を管理する社内ルールやシステムも作ってないのに営業をしていました。
②
顧客から預かった金の残高が分からなくなり、1年以上、他の案件との分別もできておらず、入力も遅れまくってやっぱり客の金の残高が把握できない状態でした。
③
預かったお金を融資先に送金する前に自分の口座に入れているのに、その時「預かり金」として管理してなかった。
④
そして、そんな感じだから客への報告だって当然間違ってました。
・・・・・・・・。
預かったお金の管理って、足し算するだけですけど。
システムもいらず、電卓と紙でも可能なレベルですけどねぇ。銀行口座分けてりゃ残高見るだけでも済むし。客から金を預かるために当然必要、根幹を為す業務じゃないでしょうか。
カフェをオープンしてるのにコーヒーを淹れるシステムを構築してませんっていってるレベルです。
幼稚園児のおままごとかな?
さらに、
②「分別できていない」という書き方は「他に流用」
③「口座に入ってるのに預かり金に含めていない」は「その金どこに消えたんだよ」
ということです。
帳簿と銀行預金残高の誤差なのか、勘定科目の違いかは分かりませんが、「預り金」以外のカテゴリでいったい何をしていたのか。
はいはい、ポンジ・スキーム濃厚
二回目の業務改善命令(2017年)
では、2回目の処分。
日本クラウド証券株式会社に対する行政処分について:財務省関東財務局
①
著しく事実と違い、著しく人に間違った認識をさせる、嘘の広告出してた。
②
広告にあった融資先とは別のところに金渡してました。しかも6億円っていってたけど、実際は4億6000万円。
③
別会社からエクイティ(資本)があるからプロジェクト継続困難になっても大丈夫ってな説明してたけど、実際は客から預かった金をエクイティとして1億7950万円流用、本来のエクイティに相当するお金は55万円しかなかったよ。
とっとと滅びろ、レベルです。
(個人的感想)
イケハヤの先ほどの主張「広告と実態に差があったが大したことない」の内容がこれです。
冒頭に金融庁が「著しく事実に相違」と書いている事柄が「大したことない」になるそうですよ、彼のウルトラポジ(略
③の1億7950万円の流用先の実態は55万円ですよ。6億円のプロジェクトが困難になった時の保障金的なエクイティが55万円ですよwwww
これが大したこと無いとはさすが!
2回目の処分の「著しく事実に相違する広告」にはまだ続きがあります。
代表取締役(社長)みずから運用担当をやってて、支払う気も無いのに「特別目標利回り6.5%」っていう広告を出してて、もちろん払ってないよ。
社長が率先してこういうことやっちゃう会社です。
端的に言って、 氏 ね
一回処分されてんのにどこが反省してんだよ。
こんな過去がある所に金預けるとか狂気の沙汰ですよ。
客の金を杜撰に扱うにもほどがある。せめてあなたのお金をもっと大切にしてくれるところを探しましょう。
うおおおおお また長くなってしまった!寝なきゃいけないので今日はここまで。
次回はこのイケハヤおすすめクラウドバンクの「太陽光発電ファンド」がどんなものなのか、掘り下げます。
結論から言うともちろんうさん臭いよ!
そしてこの処分と絡めて見てみるとまた深いハーモニーが味わえる考察をします。
2018年11月29日追記:続き書きました!↓ 長いよ!
追記:2019年1月2日
ソーシャルレンディングについて
「怖いので資金引っ張り上げる」そうです。
何が怖いのか、その理由は見当たりません。
人生のリスクは投資だけではないし、書きたいことはたくさん
僕の外貨預金の経験
3勝1敗くらいです。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
ドル円:
リーマンショック、震災などで80円台で買い集め→自民党政権で円安100円台で決済
100円以下で買い集め→トランプ政権発足時の114円で決済
ポンド:
ブリクジットでギャンブル→20万ほど負け
ずーーっと為替の動きは気にしていて、レンジ相場をはずれて大きく下落した時に塩漬けできる額を外貨に替えるという、無理のない範囲の運用です。 今は一切外貨を持っていません。 15年、為替や株の値動きを見ていて、投資に絶対はないということを肌で学びました。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
誘い文句の鉄板「インフレ」
他人にもうけ話(投資や出資)に誘い込むときの鉄板が
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
「銀行だってリスクあるし、インフレでお金の価値って相対的に目減りしていく」
です。
しかし、インフレを気にする10年~20年先のお金の話をするなら、「健康を害する」「老いる」為の備えのほうがはるかに大きく切実です。
この、「インフレで金の価値が減る」という時、長期の借金が有利になるということも語られません。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
インフレの恩恵を受けやすい株や国債ではなく、この話を持ち出していきなりハイリスクな金融商品をすすめるイケハヤは頭が逝ってるレベルだということを知ってもらいたい。
泣き寝入り、しないでいいと思うよ
僕も昔は「騙されるほうが悪い」と考える側でした。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
しかし最近、会計全般や投資の話を理解できない人がいることに気づきました。
リスクの説明をしても理解してもらえない。聞き流される。
しかし儲けたい欲求は誰にでもあるもの。
だからこそ「適合性の原則」は整備されたのではないかと思います。 https://t.co/KZIJrr9bb2
全ての人が全ての分野の専門的な知識を獲得できるわけがありません。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
賢く、社会的に成功している人でも自分の知らない分野のことで騙されます。
騙す側も悪いのは当然。騙される側にも勉強不足はあります。
僕が一番訴えたいのは、「100%自己責任ではない」ということ。責任の腑分けです。
賢い人は単純な儲け話にはひっかかりませんが、
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
「この難しい原理が分かるあなたのような賢い人にしかすすめません!」とかなんとか言って、プライドや選民意識をくすぐられたりする詐欺にひっかかります。
詐欺師は人の弱み・コンプレックスのつき方を知っていないとできません。
ギャンブル性の科学的証明と深刻さ
いずれブログに書きたいですが、FXなどのハイリスクな金融商品にはもれなく射幸性があり、システム設計もそれを意識したものがあります。
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
社会問題になった課金ガチャもそう。
初心者にとって、やはりギャンブルの側面が大きい。
一旦始めると勝っても負けても、すっぱりと止めづらくなります。
承前)
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
プロセス依存といいますが、一旦「勝った瞬間の幸福」の味を覚えると、再度それを求めるように脳がセットされます。
僕がイケハヤ氏を持ち出すのも、彼にもこのケがあるからです。
負け続けていて止められないのは、仮想通貨での大当たりの経験と快感を一度覚えてしまった為と推測します。
承前)
— 柳メロンパン (@87gimeronpan) November 25, 2018
何かにハマってやめられないことを意思の弱さといわれますが、脳が「過去の快楽をもう一度味わおう」とするのは生理現象で、これをねじ伏せる精神力が全ての人に備わってはいない。
金融商品はそういった問題を引き起こしやすいからこそ、さまざまな規制がされているといえます。
イケハヤがおすすめるソーシャルレンディングを調べてみたら案の定
前回のソーシャルレンディングの続きです。
ソーシャルレンディングを推し推し
maneoをすすめる。
「初心者に割とおすすめ」
前も指摘しましたが、「プラスになる」ことしか書いていない。
twitterは文字数が少ないので、リスクがある商品のおすすめは向かないですね。
しかし元本保証がない(マイナスにもなる)商品を具体的な数字を出して「●●円ゲット」などは誇張と断定の広告だと感じます。
ハイリスクな仮想通貨と比較して 「地道な方法」
仮想通貨がハイリスクなのは当然ですが・・・ソーシャルレンディングが地道?
この言葉は語弊があります。「地道」は(速さや柔軟性には劣るが)真面目さ、着実性を表す言葉です。
地道に積み立てをしたら、長期で待っていたら、必ずリターンという「着実な」商品というわけではないからです。
ソーシャルレンディングを地道と表現するのはさすがに眉をひそめます。
そしてこういったツイートのその後の2018年にmaneoは行政処分を受けます。
初心者がだまされる可能性を示唆してアフィリをやる
【クチコミ】と題した記事の中で、元本保証が無いということすら言ってない。
”リスクについて”との項目に過去にイケハヤ自身が投資してアフィリエイトもやっていた「みんなのクレジット」の悪質さを例に出すのみ。
「投資家は避けようがない」という。
いや、イケハヤがおすすめしなければ投資しなかった人もいたんじゃないの?
【クチコミ】累計利息47万円!ソーシャルレンディングのおすすめ業者を比較。 : まだ東京で消耗してるの?
そしてすごいのはココですよ。
「ぼくが騙されている可能性もある」と被害者ヅラの先手をうってますが
じゃあそんな不誠実な商品のアフィリエイトをこの記事内にもばっちばっち貼ってるのは、この人の中でなんとも思ってないからできることなんですね。
しかも初心者におすすめ!って散々言ってるよね。
アフィリエイトを踏ませればイケハヤには収入があるもんな。
初心者がだまされる可能性があるのを分かってて、この投資先のアフィリエイトをやって自分は稼いでいるんですよね。
アフィリエイトの収入がいくらで儲かってますアピールをしていますもんね。
処分があっても大丈夫!な異次元擁護
一応、ソーシャルレンディングの処分などをうけてこういう記事をまとめていますが、これがもう the クソ of クソなしろものです。↓
【2018年版】ソーシャルレンディング業者の不祥事・行政処分まとめ。 : まだ東京で消耗してるの?
イケハヤ「行政処分は騒ぐ話ではないケースがある」
それ、ソーシャルレンディングのその年表の中のどれ?
金融庁、忙しいから騒ぐほどのこともない小さなことで行政処分したりしないよ?
被害者が出てるからやってんだよ
停止処分は重いわ
悪質じゃねーならやってねぇよ
騒ぐ話じゃないって、どれのことか具体例をあげていってよ。
イケハヤ「特に業務改善命令を受けた業者の方が安全性が高い、とも解釈できます。」
上の一覧の「クラウドバンク」はたった2年の間に2度行政処分喰らってますよ!
ねえ、自分で書いてるちょっと上の文も忘れて矛盾しちゃうような頭だからこんな無理やり異次元解釈を披露するんですね。苦しいどころじゃないですよ。
(僕は笑い死にそうで苦しかったです)
聞いたこともない解釈。ポジショントークも極まれり。この擁護がキまればウルトラCどころじゃないです。
お金を預かるプロとして”うっかり”なんて通用しないんですよ、うっかりあなたがたの預金の残高変わってたら怖いでしょ?
そのレベルのやらかしやってて業務停止処分くらってるの分かってないんですかね。
クラウドバンクの処分について詳しく、厳しく批判した記事 ↓↓↓
ただ、この記事の中でもmaneoは評価されているので、ソーシャルレンディング全般の信頼が今ゆらいでいるという時期です。
maneoが行政処分くらったので、イケハヤが最近推し推しはクラウドバンクという業者です。
次回はこのクラウドバンクの過去の行政処分の詳細と今の太陽光発電ファンドを掘った記事を書きます。
【イケハヤ】「いい匂いがしない」投資のアフィリエイトをする
イケハヤ氏の投資をおすすめするブログ記事を中心に、初心者がだまされやすい広告などを調べています。
イケハヤ氏が「メイン投資」という、ソーシャルレンディングの雲行きが怪しくなっています。
イケハヤ氏がブログでmaneoを盛んに推奨して、金融庁に処分を受けた時も擁護していましたが、下記東京商工リサーチの記事を読むと全く信用出来ない会社だと感じます。ノックイン債の方がはるかにマシな投資先に見えるくらいです。https://t.co/eJDYwBaduA#maneo#イケハヤ
— 名古屋の長期投資家 (@Nagoya_Tyouki) November 23, 2018
ソーシャルレンディングって?
僕が調べた解釈では、投資に投資するって感じがします。
「どんな人でも複数の案件に投資ができて●ヵ月待ったらお金をお返しします。リターンがあることもあるけど元本保証はしません。」
ここで僕がとてもリスクがあるなと思うのは
- お金が一年とかの一定期間拘束され、基本途中返金ができない
- 元本保証しない
すでに何社か行政処分を受けているとのこと。
いちおう、イケハヤ氏はブログ記事の中で「みんなのクレジット」をあやしんでいる記述があったのですが、本当ですか?
問題発覚した後からつぎ足したわけではなくて?
後からリスクの説明を書いた、と自分で言っている記事もあるので、あやしんでいるという記述はちょっと最初から書いてあったかは信頼できません。
【資産運用】まだまだいきます。「みんなのクレジット」で10万円投資したよ。 : まだ東京で消耗してるの?
え?
「いい匂いしない」とか言って、宣伝はやっている。
記事にあとからいろいろつぎ足している↓↓
「ここアフィリ報酬高かったんですよねー。」
としれっと言ってる。2017年4月のツイート
えええっ!?
www.ikedahayato.com/20180617/76020904.html
その怪しんでいた投資のアフィリエイトで高い報酬受け取ってたってことですか。
さんざん「みんなのクレジット」を詐欺とかこきおろしてますけど、アフィリエイトで片棒担いでたんですよね。
僕もだまされました、とか被害者づらしていますが、怪しんでるもん他人にすすめといてそれはない。
イケハヤ氏はアフィリエイトによる広告を自分の会社の業務として標ぼうしています。
「広告」とは広く世に知らしめて人々の関心を誘う行為。
彼がもし「うさんくさいみんなのクレジットはアフィリエイトするのを止めておこう」ととどまったならば、存在も知らずに暮らしていた方が多いんじゃないでしょうか。
イケダハヤトのおすすめを鵜呑みにした人は完全に騙されただけになりますが、イケハヤはアフィ報酬で相殺できる仕組みですね。
この人にモラルを求めるのは無理と諦めていますが、他人にもこういう手法を「アフィブログで稼ぐ」などといって広めているのでしょうか。
僕がずっと指摘しているFXも、「FXのアフィはもうかる」とYOUTUBEで語っていました。
彼を信じて投資を始めた人を喰いものにしていくスタイルですか。
それで損すりゃ自己責任ですか。
僕が追証について質問した後の投稿 ↓
イケハヤがさまざまなコンテンツですすめた投資について、その内容が間違っていようと、説明に不備があろうと、投資をして損した奴が悪いそうです。
質問した模様はこちら↓
「イケハヤを信じてやった投資は自己責任」の論破はこちら↓
こういった詐欺は昔からある
今うまくいっているように見えるソーシャルレンディングって、投資案件Aの償還資金を集めるために、投資案件Bを組成し、Aの償還に充てるみたいな感じだと思うけど、これだと融資先延滞&焦げ付いても次のC,D,E...案件のカネ集めが続く限り、不良債権を飛ばすことだってできるよね。
— たなかたかゆき(パピコ) (@papico_chupa) September 5, 2016
再融資前に、貸付先の精査がきちんと適時行なわれているなら問題ないだろうけど、現状だとファンド間での利益相反リスクは払拭できていないのかなと。カネが回っているうちは表面化しないだろうけど。
— たなかたかゆき(パピコ) (@papico_chupa) September 5, 2016
この危険性は出資詐欺レベルのことですが、 「ポンジスキーム」とも呼ばれます。
集めたお金が本当に標ぼうしている案件に使われているのか?本当に配当や利息がつくほど儲かっているのか?ということです。
実際に案件に使わず、儲かってもいなくても、後から別の案件でお金を集めてそれより前に払い戻しをしないといけないお金を穴埋めすることが理論上可能です。
ソーシャルレンディングが詐欺とまでは言えませんが、こういう詐欺の手口ととても親和性が高い案件であるということは、覚えていたほうがいいと思います。
銀行が融資しなかっただけですでにリスク
最近「クラウドファンディングは金利が高いし投資先には最高!まだ日本円で銀行に預金してるの?」みたいな論調がありますが、基本的に銀行融資やVC(ベンチャーキャピタル)による出資がつかなかった案件の寄せ集めだと考えていただくと、いかにリスクが高い投資商品かご理解いただけるかと思います。
— 藤田華鳳 (Kaho Fujita) (@Kaho_yurucareer) November 4, 2018
ちゃんと見てなかったけど思った以上に酷い…
— 藤田華鳳 (Kaho Fujita) (@Kaho_yurucareer) November 4, 2018
あとは誤解を恐れずに言うならば、ソーシャルレンディングで調達するような会社が、なぜ他社に貸付する余裕があるのでしょう?
本来貸付先の会社が独自で資金調達すればいい話で、転貸資金は銀行融資でもご法度です。 https://t.co/hgU78Opg5c
この方のおっしゃる通りだと思います。
ちょっと補足すると出資と融資は意味の違う言葉です。
・出資:元本保証が無い、まったく返金されないこともある 株式を買うというのもこれにあたる
・融資:=貸付 回収を前提 貸したほうは「債権」借りたほうは「負債」
だから「出資」と書いてあったら、返ってこない前提の話だと思ってもいいくらいです。
maneoはソーシャルレンディングで信頼性一位!などとよく書かれている業者でしたが杜撰だと感じます。ここが信頼性が一番いいとか、他はどんななんだ・・・。
不動産投資家の目線で、「担保としてる不動産の価値や評価基準がおかしい」など詳しく解説されている記事↓
さきほど述べたとおり、他の案件にお金を流用するということも実質可能であるので、業者を信頼するしかない状態です。
業者の挙動への信頼・信用がこういった投資先の最重要項目で、
案件が素敵~♪ だの
6%利益は安全 だの
10%の高利益はちょっとリスク高い
とか、そういう次元で語るものではありません!!
預ける先そのものがリスクなんだよ!!!!
だからこそ、一度行政処分を受けるなどで信頼がゆるいだ業者への投資は避けたほうがよいといえます。お金引き上げましょう。
何度も言いますが、人の金を預かるということは軽いことではありません。
信頼というものを裏切らないように全力を尽くすのが当たり前のことですが、行政処分を受けた後の言い訳をみてもお粗末さの伝わってくる会社は避けたほうがいいです。
長くなったのでもうちょっと続きに書きたかったことは記事を分けます。
イケハヤが怪しいとかリスクあるというソーシャルレンディングを「初心者に」すすめているところをまた書きます。ではまた!
追記:続きを書きました ↓